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過敏性腸症候群
大腸の病気
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群は、慢性的な下痢や便秘でお腹に不快感があっても、特に原因となる病気が見つからない状態を言います。
腸に病気があるわけではなく、心身症の一つと言われ、不安や緊張を感じたストレスによって腸が刺激を受けたり動きが悪くなることでおこります。
過敏性腸症候群は、下痢だけが慢性的に続く下痢型、便秘だけが続く便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型があります。
原因
日常生活のストレスや不規則な生活により消化管が異常運動を行ったり、消化管が知覚過敏になることが原因と言われますが、正確にはまだ原因は分かっていません。
症状
- 慢性的な下痢
- 慢性的な便秘
- 下痢と便秘を繰り返す
- 不安感を感じる
- 不眠
- 頭が重い
- 疲れやすい
- 吐き気
- 腹部膨満感
- 食欲不振
検査
大腸癌や潰瘍性大腸炎などのあらゆる大腸の疾患は、同様の症状が出るため、これらの疾患を否定するために大腸内視鏡検査を実施します。
当クリニックでは、拡大機能付きのオリンパス製の次世代内視鏡装置を導入しております。
大腸内視鏡検査では、検査前に下剤を服用する必要がありますが、当クリニックには、トイレ付きの個室を2つ設けております。
そのため何度もトイレに立つことはなく、休憩室で同検査を完結できる体制にしています。
また、腹部にできるだけハリを感じることがないよう、炭酸ガス送気装置を使用しております。
それでも腹痛などが心配、検査をするにあたって不安や緊張がつきまとうという場合は、検査前に鎮静剤を投与します。
治療
ストレスや不安を溜めない生活が大切ですが、学校や会社での生活ではなかなか不安要素を払拭することは難しいと言えます。
まずは日常の生活の中で、できることから少しづつ始めると良いでしょう。
例えば、毎朝決まった時間に起床し、同じ時間に食事をとる、暴飲暴食を避け、飲酒や喫煙はほどほどにする。
散歩などの軽い運動をしてみる、湯船につかったり、朝はゆっくりトイレに行ける時間をつくる等がオススメです。