Disease
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直腸がん
大腸の病気
直腸がんとは
直腸とは、肛門の直前に位置する腸で、約15㎝から20㎝の長さがあります。直腸はさらにS状部、上部直腸、下部直腸に分類されます。
直腸がんは大腸がんに含まれ、大腸がん全体の約半分を占めるほど、発生頻度が高いがんです。
ポリープから直腸がんへ発生するものや、直腸の粘膜ががんになるケースもあります。
原因
最大の要因は食生活です。食生活の欧米化による動物性たんぱく質や脂肪分の取りすぎが大腸がんの増加をもたらしました。
さらに肥満、喫煙・飲酒習慣、運動不足などがあげられます。
また遺伝的な要因も関係しています。
症状
- 下痢
- 便秘
- 残便感
- 黒色便
- 血便
- 腹部膨満感
- 食欲不振
- 体重減少
- 疲労感
検査
便潜血検査や大腸内視鏡検査を実施します。便潜血検査では、直腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着するため、便に血が混じっていないかを調べることができます。
当クリニックでは、拡大機能付きのオリンパス製の次世代内視鏡装置を導入しております。
大腸内視鏡検査では、検査前に下剤を服用する必要がありますが、当クリニックには、トイレ付きの個室を2つ設けております。
そのため何度もトイレに立つことはなく、休憩室で同検査を完結できる体制にしています。
また、腹部にできるだけハリを感じることがないよう、炭酸ガス送気装置を使用しております。
それでも腹痛などが心配、検査をするにあたって不安や緊張がつきまとうという場合は、検査前に鎮静剤を投与します。
治療
リンパ節転移がない、早期がんの場合には内視鏡での除去が可能です。また、がんの進行度によって、腹腔鏡下手術、放射線治療、化学療法等があります。